荷物はどうやって持っていくの?事前に送る方法
「海外生活は不安だし、あれもこれも持って行きたい!」という気持ちも分かりますが、必要最低限のものだけをコンパクトにまとめるのが賢い荷造りのコツです。スーツケースに詰め込み過ぎると空港チェックインの際に多額の超過料金を支払うか、泣く泣く荷物を減らして実家や現地などに郵送することになります。現地でも調達できるものはなるべく省いて、手に入りにくいものや値段の張りそうなものをセレクトすると良いでしょう。
どうやって持って行く?
留学先に荷物を持って行く方法は、2種類あります。飛行機で荷物を持ち込む方法と、日本から送る方法です。渡航後の予定を考えながら検討しましょう。
手荷物として航空機に持ち込む場合
◾️機内持ち込み手荷物
機内に持ち込む手荷物。最近は、各航空会社が個数や重さについて厳しい規制を設けています。
適する荷物:パスポート、現金、貴重品、ワレモノ、パソコンやカメラなどの電化製品など。
重量制限と大きさ:乗る飛行機のクラスによって、また航空会社によって持ち込める荷物の個数やサイズ、重さは異なります。自分の乗る飛行機の航空会社のサイトなどで事前に確認しましょう。
注意点:預けた荷物が出てこないというトラブルも多いので、必要最低限のものは機内手荷物として持って行きましょう。国によっては電化製品などの持ちこみルールが厳しいので事前に確認しましょう。
◾️受託航空手荷物
スーツケースなどに入れてチェックインの際に預ける手荷物。
適する荷物:現地到着後、すぐに使用する身の回り品など。
重量制限と大きさ:乗る飛行機のクラスによって、また航空会社によって持ち込める荷物の個数やサイズ、重さは異なります。自分の乗る飛行機の航空会社のサイトなどで事前に確認しましょう。特に重さに関しては、家で事前に体重計などで測っておくと安心です。空港で追加料金の支払いや、超過分の荷物を出したりする必要がなくなります。
注意点:トランジットの場合は、乗り換えターミナルで荷物をピックアップするのか、最終目的地で荷物の受け取りをすることができるのか、チェックインのときに確認を。
◾️別送航空手荷物
受託航空手荷物のうち、重量の規定超過分を特別貨物料金で別送するサービス。
適する荷物:すぐに必要でないもの。到着の1か月前に送っておけば現地ですぐに使えます。
重量制限と大きさ:10kg〜20kg程度であればSAL便や国際宅配便をお勧めします。こちらは100kg単位のものの場合になります。税関手続き代が別途かかります。
注意点:当日に持ち込んでも同じ便には乗せられません。 貨物扱いとなるので、渡航先の空港で保管されます。自宅などに届けてもらうことはできず、後日改めて空港まで取りに行く必要があります。
日本の郵便局から海外小包で発送する場合
送り先によって異なりますが、アメリカの場合をご紹介します。
予告なく変更する場合がありますので、利用する前には最新の情報を確認しましょう。
●お届け日数表(国際小包:東京国際郵便局)
https://www.post.japanpost.jp/int/deli_days/parcel/tokyo.html
◾️航空便
送り先の都市により異なりますが、だいたい5日〜8日くらいかかります。
適する荷物:すぐに必要なもの
送料:東京からカリフォルニア州に送る場合
5kg— 10,150円
10kg — 17,650円
20kg — 27,150円
30kg — 36,650円
重量制限と大きさ:重量30kgまで。長さ1.05メートル、長さと長さ以外の方向に計った最大の横周との合計2メートル
◾️SAL便
SALとは、航空輸送する平面路郵便物(Surface Air Lifted)の略で、船便より速く届き、料金は航空便よりも安いサービスです。ただし、航空便に比べ、到着日数が若干かか、送り先の都市により異なりますが、だいたい2週間前後かかります。
適する荷物:すぐに必要ではないが、なるべく早く必要なもの
送料:東京から北米に送る場合
5kg— 7,300円
10kg — 12,550円
20kg — 19,550円
30kg — 26,550円
重量制限と大きさ:重量30kgまで 。長さ1.05メートル、長さと長さ以外の方向に計った最大の横周との合計2メートル
◾️船便
適する荷物:すぐに必要ではないが、なるべく早く必要なもの
送料:東京から北米に送る場合
5kg— 40,00円
10kg — 6,750円
20kg — 10,250円
30kg — 13,750円
重量制限と大きさ:重量30kgまで 。長さ1.05メートル、長さと長さ以外の方向に計った最大の横周との合計2メートル
スーツケースはどうする?
スーツケースには、ハードとソフトの2種類あります。ハードケースは、ロック付きのものが多く、簡単には壊れない作りになっています。ただ、スーツケース自体が重いので、荷物を詰め込むと重量超過になってしまい、大きなものだと持ち運びも大変です。ソフトケースは、ファスナー部分に外鍵が付けられます。頑丈さではハードケースにかないませんが、スーツケース自体が軽いので、荷物をたくさん詰め込めるという利点もあります。スーツケースを購入する際の注意点ですが、あまり大き過ぎると、ついつい荷物を詰めすぎて重量オーバーする原因になります。留学中の旅行などでも使いやすい大きさのものを選ぶと良いでしょう。スーツケースはレンタルすることも可能ですが、長期になると割高になります。