留学中のお金の管理。どんな方法があるの?

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留学生活に重要なのはお金の管理です。学費や生活資金など、多額のお金の管理が必要となるので、上手にやりくりすることが大切です。さまざまな管理方法があるので、メリットやデメリットを考えた上で、上手に使い分けてみるのが節約のコツであると言えます。短期の語学留学であれば、国際キャッシュカード、クレジットカードを利用し、長期の滞在予定であれば、現地で銀行口座を開くのも便利でしょう。

お金の管理方法別、メリット・デメリット

◾️現金

到着してすぐに必要な交通費や生活費などの小額を、出発前に現地通貨に両替しておくとよいでしょう。特に、公衆電話などで使う小銭を用意しておきましょう。
銀行や空港の両替所で現地通貨に替えられます。

メリット:使いたいときにすぐに使え、減っていくのがわかるので使いすぎの心配が少ないです
。現地通貨の利用感覚に慣れます。

デメリット:両替レートは低くなります。また、大金を紛失したり盗まれてしまうと取り返すのはほぼ不可能です。そのため、多額の現金は持ち歩かないようにしましょう。

◾️国際キャッシュカード

未成年でも申し込み可能なので、留学する子供用に持たせるカードとして人気があります。口座自体は日本にいる親が管理するものを使うため、審査もほとんどなく作れます。すでに使っている銀行で発行してもらえるとスムーズですが、そうでない場合には新たに口座を開設します。持っていると、海外のATMで現地通貨を現金を引き出せ、クレジットカードのように買い物もできます。使った金額が即引き落とされるので、不正利用された場合にも気がつきやすく安心。

メリット:多額の現金を持ち歩く必要がなく、両替の必要もありません。海外では24時間使用できるATMが多いので便利です
。また、保険などのさまざまな付帯サービスを受けられます。カードのよって付帯サービスは異なりますので、申し込む前に確認しましょう。

デメリット:留学先に利用できるATMがあるか確認する必要しましょう。また、ATM手数料と海外事務手数料がかかります。

◾️クレジットカード

VISAやマスターカードといった世界で通用するクレジットカードを1枚持っていると何かと便利です。海外では身分証明書としての役割を果たすこともあり、最近では留学生用のクレジットカードも登場しています。クレジットカードによっては、海外旅行保険が付帯されているものもあり、その内容や条件はそれぞれカードによって異なります。期間は通常3ヶ月なので、短期留学の場合で内容が十分だと思えば活用できます。

発行は各クレジット会社に申し込んで行いますが、「VISA」もしくは「Plus」のマークがないと現地ATMでお金を下ろせないので確認しましょう。また、発行までに時間がかかる場合があります。余裕を持って申し込むようにしましょう。

メリット:多額の現金を持ち歩く必要がないので、安全です。分割払いやリボ払いもできるので、急な支払いや高額の買い物をしなければいけない時には便利です。しかし、分割やリボでの支払いは割高になるのでできるだけ避けましょう。ATMでキャッシングが可能で、さまざまな付帯サービスを受けられます。

デメリット:ATM手数料と為替手数料がかかります。カードを作る際に確認しましょう。また、どれだけ使っているか分からないので使いすぎてしまう恐れがあります。さらに、盗まれると即引き落としの国際キャッシュカードと違い、1〜2ヶ月先に引き落とされ気がつかず悪用される恐れがあります。

◾️プリペイドカード

事前にお金をチャージして海外のATMで現金を引き出し、使用することができるカードです。自分がチャージした金額しか使用できないので、留学中の使いすぎを防ぐのと防犯対策にも最適。12歳以上なら誰でも作れるため、海外留学を検討している中高生でも持つことが可能。そのため人気のカードとなっています。

メリット:多額の現金を持ち歩く必要がないので、安全。チャージした金額しか使えないので、お金の管理がしやすいです。無駄使いを防ぐには最適なカードでしょう。

デメリット:お金をチャージするときに手数料がかかるものがあります。金額はカードのよって異なりますので、チャージ手数料が無料のものを選ぶとよいでしょう。また、盗難や不正利用時の保証が弱く、保証金額も10万円前後が上限となっています。そのため、もし盗難などの被害にあった場合は諦めるしかありません。さらに、プリペイドカードはATM手数料と為替手数料がかかりますが、特に為替手数料が4%前後と高いので、現金と使い分けるとよいでしょう。

◾️海外送金

日本の銀行や郵便口座から海外の銀行口座へお金を振り込むことです。現地で銀行口座を開くことで、安全に直接送金をしてもらえます。円高の時にまとめて送金をするなどもできるので、長期滞在や学費の支払いなど、多額の資金を送金する人向きです。

メリット:現地のレートが適応されるため、日本で両替してから送金するよりもレートがよくなります。金融機関を通しての送金なので、紛失や盗難の恐れがなく安心です。現地の銀行口座を持っていなくても為替取り扱い機関で一時的に資金を保管してもらえます。

デメリット:日本から送る際に「送金手数料」「為替手数料」、現地で受け取る際に「受取手数料」がかかっります。また、送金には2−3営業日かかるので、余裕を持って送金するようにしましょう。

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